大物忌神と鳥海山信仰

-北方霊山における神仏の展開-

大物忌神は律令政府によって出羽国最高峰の鳥海山に祀られた神である。この奇怪な神名こそが鳥海山を祀るに相応しいものだった。かくして古来北方の霊山とされてきた鳥海山で神仏は如何ように展開したのか、本書は史料を博捜し、所々に新説異説を繰り出す、注目の書である。

発行年月2021年12月
著者神宮 滋
頁数322頁
備考A5判 並製
本体価格1,800円(税別)