新着情報

新刊のおしらせ

源頼朝に挑んだ秋田人・大河兼任

鎌倉幕府が編纂した「吾妻鏡」には源頼朝に対して挙兵した「大河兼任(おおかわかねとう)」についての記述があるが、兼任についての古文書が他にないため、いつ、どこで生まれ、どこに住んでいて、どこの土地を支配していたのか、そしてなぜ強大な力(頼朝)に立ち向かったのか…などは諸説あり、謎の多い武将である。著者は様々な文献を読み進め考察を展開する。兼任軍水死者は5000人ではなく50人だったのではないか…5000人であれば八郎潟干拓工事の際、縦横細かく走る排水路の掘削で鎧兜が出てくるはず…など史実を考察する面白さを随所で味わえる。兼任が秋田の県民性にはない気骨のある人物であったとし、秋田県のトップには兼任のような覇気と行動力を学んでほしいと「地方創生」にまで及んで最後の章を締めくくる。語り口調の一問一答形式で読みやすい、新しい歴史の書。発行年月2024年10月著者佐藤 晃之輔頁数172頁備考四六判 並製本体価格1,350円(税別)

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幸せの撮り書き帖 山里の記録

オールカラーで魅せる写真&ブログ集!!  焼石連峰・栗駒山に抱かれた秋田県東成瀬村に暮らす著者の日常は、ある朝は「キュルルルルーン…」アカショウビンの声で目覚め、家周りにはテン、イタチ、アナグマが出没することも…。 キノコをはじめ四季折々の山の幸を撮り、採り、食す楽しみ。 そして間近にある栗駒・焼石の絶景の花園、錦模様、雪景色…一年を通して堪能する。圧倒的な自然とそこに生息する動植物に日々心を躍らせてきた著者の、16年に渡るブログと写真の記録から選りすぐりを一冊にまとめた。 ページをめくるたびに感動が止まらない、思わず絶句してしまう…。この一冊には「幸せの原点」が詰まっているのだ。 至福の時をたっぷり味わえる「撮り書き帖」だ。発行年月2024年8月著者冨田義行頁数264頁備考A5判 並製本体価格2,200円(税別)

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お二階のひとIII

「お二階のひと」シリーズの第三作。 時を超えて永遠なる母と子の「絆」に心がふるえる。 衝撃から、やがて感動へと満たされる。心に切なく、美しく響く、もうひとりの「お二階のひと」の物語。発行年月2024年8月著者柴山芳隆頁数272頁備考四六判 上製本体価格1,500円(税別)

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八郎潟文学誌

八百年の時空を超えて未知なる八郎潟へ史書(吾妻鏡)と28人の文人・作家合わせて29件を取り上げた(菅江真澄、イザベラ・バード、石井路月、井上光晴、高井有一、司馬遼太郎…他)。原文の引用を各回の中心に据え、文章の味わいや時代の色合いが堪能できる。筆者の解説も添えられており、詩情豊かな文学散歩の旅へと読者を誘う。発行年月2024年4月著者高橋 秀晴頁数260頁備考四六判 上製本体価格1,800円(税別)

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住まなくなっても守りたい──元住民たちの想い

 令和の世が進み、人口減は加速している。限界集落が無住になると、どうなっていくのだろうか。 本書では、全国の廃村をくまなく訪ね、調査する著者が、元住民たちとの出会いがあった18か所の無住集落について、歴史と現況をまとめ、「住まなくなっても守りたいもの」を掘り下げる。 私たちが未来に向けて守っていきたいものは何だろうか。廃村は多くの気づきのきっかけを持っている。発行年月2024年2月著者浅原昭生頁数280頁備考四六判 並製本体価格2,000円(税別)

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出版目録

本社引っ越しのご案内

秋田文化出版株式会社は2016年12月上旬に〒010-0951秋田市山王7丁目5番10号から 〒010-0942秋田市川尻大川町2番8号へ引っ越しました。 ご来社の際はお間違えのないようお願いいたします。 なお、電話・FAX番号は変わりありません。